マライの虎/快傑ハリマオのモデルを偲ぶ

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前回の記事の続きになります。

上記のDVDと古本を購入しました。

すぐに、DVDを視聴し、書籍にあたる「マレーの虎」を今読んでいます。

DVDは、1943年(昭和18年)の映画をDVD化したものです。

当然画質や音声はよくありませんが、見ごたえはありました。

モデルとなった谷豊の生涯をフィクションを交えながら描いた映画です。

当時の時代背景から、当然日本国民の戦意高揚の意味合いも強かっただろうと想像できます。

しかし、それは日本だけではありません。

当然あの時代は、どの国もやっていたことです。


ところで、この映画は、昭和17~18年頃のマレー半島でのロケが入っていて、当時の現地の風景や街並み、人々の生活様式等々をもうかがい知ることもできる、今となっては貴重な映像だと思いました。

映画としては、今から見ると演技も幼稚に見えてしまうところもありますが、おおよその内容を映像で見られるというのは、そのあとに読んでいる書籍の理解の助けにもなっています。


一方、書籍の「マレーの虎 ハリマオ伝説」は、中野不二男さんというノンフィクション作家が1988年(昭和63年)に書いたものです。

遺族や関係者、現地への取材の末に書籍にまとめられたものですが、遺族の方や関係した方々が、まだご存命だったことを考えると、まとめることのできるぎりぎり時代だったと想像します。


DVDを観た後に読んでいるので、本の内容が映像として頭に浮かんできてわかりやすいです。


とにかく、快傑ハリマオにはモデルが実存していたことを知ることができ、あの「快傑ハリマオ」というテレビドラマにも色々な思いが込められていたことをも知り、感慨深くなりました。

また、昭和を調べていて、このような話に出会えるといいなと思っています。


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